こんにちは。エクリa`tの小島です。
いよいよ夏本番、花火大会、夏祭りの季節がやってまいりました!
今年は浴衣を着て出かけてみようかなという方!
じゃあ浴衣って何が必要なの??
そうなんです。実は浴衣と帯だけでは着付けはできないんです。では何が必要なの??「着付小物」で検索するといろんなものが載っていて、結局何が必要なの??と迷ってしまいますよね。
そんな方のために、浴衣の着付けに最低限必要な小物、まとめてみました。
浴衣に必要な道具たち
浴衣
帯(半幅帯、作り帯、結び帯)
下駄
浴衣用肌着
腰ひも2本
伊達締め
前板
となっております。
ではそれぞれ少し説明をしていきます。
①浴衣
これがないと始まりませんね。浴衣の柄にもいろいろあるにでそちらは後程。
②帯(半幅帯、作り帯、結び帯)
こちらもないと始まりません。自分で結びを作る半幅帯、最初から結び部分が作られている作り帯(結び帯)でもどちらでもOKです。
③下駄、巾着
浴衣、帯のほか、お出かけの際には巾着や下駄もお忘れなく。
浴衣は一緒でも小物の使い方ひとつでコーディネートの印象はかなり変わります。
④浴衣用肌着
これも実はきれいな着姿を作るために必要なんです。わざわざ浴衣専用じゃなくても・・・と考える方もいると思いますが。
そこで和服用の肌着のよさ、洋服用のペチコートのメリット、デメリットを少し。
和服用の肌着
〇上半身は綿で汗を吸い取ってくれる。
〇下半身は̠化繊素材で歩きやすく
〇背中の襟ぐりが深く、肌着が見えにくい
〇袖ありで脇汗まで吸い取ってくれる
×わざわざ買う手間がかかる
洋服用のインナー
〇上半身はキャミソール、下はペチコートで代用可能。
〇わざわざ買う手間が省ける。
×化繊素材だと蒸れやすい。
×生地が厚めで帯を締めるととくに暑い。
以上をまとめると、
汗っかきの方、快適に着たい方
は、和装用の肌着をお勧めします。
鏡で見て透けてないな。と思っても、日光の元だと透けることもあるので、どちらにせよ、
浴衣にインナーは必須です!
⑤腰ひも2本
これがないと浴衣がはだけてしまうので必須アイテムです。浴衣の腰元を結ぶ際と、襟元を固定するひもで2本必要になります。もしくは一本はコーリンベルトというひもの両端がクリップ状になってるものがありますので、それでも大丈夫です。
⑥伊達締め
ひもよりも少し太めのひもと浴衣のあまりを止めておくベルトのようなもの。
⑦前板
帯を締めたら前板の登場です。
浴衣の帯にしわが寄らないように板を入れておきます。
あとはウエスト周りが細い方は補正用でスポーツタオルが3枚ほどあると着崩れしにくくなるのでオススメです!
もちものはこれがあれば大丈夫!何かわからないことがあればエクリアット店の小島まで!
では浴衣を着た後、人が多いと着崩れも心配の1つかと思います。グダグタの浴衣姿では哀しいですね。
そこで着崩れの際の対処法をご紹介しますので、是非チェックしておいてください!
着崩れの際の対処法!
①襟元がはだけてきたとき!
衿がだんだんゆるんできて、しまいには胸元がはだけてきてだらしない印象に。。そんな時の対処法!
脇の下の身八つ口に左手を入れて、下前の衿を引き締めます。なるべく胸紐の下に入れ込みましょう!右手で上前の襟も整えておきます。
上前が崩れている時はおはしょりの上側を持ち下にひいて整えます。
②裾が広がってきた時!!
裾は着付ける際にはだんだん狭まっていくように着付けます。が、だんだん広がってくるとバランスが悪く、スタイルが悪く見えてしまいます。下駄で踏んでしまったら危ないですね!
そんな時の対処法が、
上前をめくり、下前の左側を引き上げて腰紐の上に押し込みます。
次に上前を引き上げ腰紐の上へ押し込みます。原因は腰紐の緩みなので、腰紐の結び目を解いて結び直しておくと安心です!
③背中の伊達締めが見えるとき!!
きているうちに帯がずれて、帯の下の伊達締めが見えてきてしまうことはよくあります。後ろ姿はよく見られるので早めに直しましょう!
帯の下から手を差し込み、伊達締めを下に引きます。帯がゆるまっている時はここに小さめのタオルなどを入れておくと安定します。伊達締めが隠れたら、帯の形を整えておきましょう!
④帯が苦しいとき!!
帯が苦しいとせっかくの館でのお出かけも楽しくないですよね。気分が悪くなることもあるので早めの対処を!
帯を少し下におろし、上に隙間を空けましょう。みぞおちの締め付けが解消されるのでだいぶ楽になりますよ!帯の上に隙間があるのは着物姿では美しいシルエットなので問題はありません!
他にも胸紐がきつくて苦しい時もありますので、胸紐をゆるめましょう。結び目が当たることもあるので、縛らずに捻ってしまい込むだけでも大丈夫です!
だいたいこれらのことでトラブルは対処できるかと思います。頭の片隅にでも入れておいてください。
あと心配なのはお手洗いですね。
よくお客様にも聞かれます。
トイレではそのままだと汚れてしまうこともあるので、裾を持ち上げておきます。
まず浴衣の裾を持ち上げ帯に挟んでおきます。次に裾除けor下着を持ち上げてその上から帯に挟んでおきます。
トイレを出る際は鏡でおはしょりなどがめくれていないか、帯の形は崩れていないか、衿や裾がきちんと整っているか。をチェックしておきましょう!
どうでしょうか?これで少しでも安心して浴衣でお出かけしていただければ幸いです。
では最後に今年の流行りの浴衣の柄についてご紹介します!
今年の主流は
「古典」「レトロモダン」「はんなり」「粋」
の4つです。
古典柄
こちらは定番が多いので流行を気にせず切ることができる万能な柄です。また、「注染」をはじめとする日本独自の伝統技法の染め方を使って厄除けなどの模様を盛り込みます。
大和撫子!のような品格のある女性像を演出したいなら古典柄がオススメです!
レトロモダン
かわいい大人を演出するだけでなく、懐かしさがある浴衣柄です。クラシックな感じや、大正ロマンな雰囲気などがこちらに当たります。また、ストライプや水玉、花柄などの定番との組み合わせで個性的で多彩なアレンジができます。
はんなり
はんなりとは京言葉の1つです。明るく華やかで洋服のように自由に選んで気軽に着られるはんなり柄は女性らしさをさらにアピールでなら柄です!
粋
かっこいい色気や抜け感、更にさっぱりとした印象を与える柄です。粋を感じるにはモノトーンが多く、男性の令嬢のように着こなすのが特徴でマニッシュテイストやジェンダーレスなコーディネートに憧れる女性にはオススメです!
今年はこの辺りが人気の浴衣となっているようです!
夏休みも残りわずか。
ぜひ夏の思い出に浴衣でお出かけしませんか??
以上小島でした!